2006年04月18日

アラバスターの街は(中)

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Sienaから車で約2時間(その間フラフラと寄り道してたから、ホントはもっと早いはずですけども)、ようやくヴォルテッラの街に到着!!
駐車場に車を入れたら、出口からすぐがチェントロストーリコ(旧市街)の入り口でした。とっても便利。
さて、これからどうしましょう?となった時
「お腹は空いてる?お昼は?」という事に。実はメガネ、いつも日本式に12時頃お昼を食べていたのですが、こちらは1時から2時ぐらいがお昼時。だからお腹をグーグー言わせつつ、街の散策がてらノンビリとお昼を食べるリストランテを探す事に。

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ここ、ヴォルテッラもシエナと同じく中世の街並と言うのでしょうか?朽ちたレンガ造りの古めかしい家々が入り組んだ、細い小道で構成されてました。
それにつけても、パスクエッタ!今日はみんながお出掛けする日ということで、この小さな街は人!人!人!であふれ返ってました。ふうう!にぎわってて楽しいけれど、ちょっと賑わいすぎです。

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そのため、ちょうどお昼時のこの時間はどこのリストランテも数十分待ちの大混雑。なかなか入れるリストランテを探し当てられないメガネご一行様は、とりあえずバールにて一寸休憩(コレばっかりですね?)。
ここのバールでも紅茶を頼んだのですが、可愛らしいティカップに、頼んでも居ないレモンの厚切りスライス添えと、なななんと!ちっちゃなお菓子までついてきちゃいました(イタリアでは大変珍しいサービスです)。なんだかとっても得した気分。しかもこれが可愛らしいのですよ?
ヴォルテッラに行くならこのバールお勧めです。でも、ミケーレさんのおごりだったからレシートが無くて住所がよくわからないんです。多分、マッテオッティ通りからグラームシ通りへ右に折れてからすぐの右手にある、ちょっと小洒落た雰囲気のバールです(って、判りにくくて済みません!)。

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余談ですが・・・。
このVino(ワイン)ご存知ですか?限りなく下戸に近いメガネは全然知らなかったのですが、イタリアではこのワイン高価なのでとても有名との事。
一本100ユーロは下らないらしいです。名前を「sassicaia(サッシカイア)」と言うらしいのですが、日本でもまだあまり出回ってはないですよね?
大変美味しいそうなので、もし見つけられましたら試してみては?と思います。
チョビットしか飲めないメガネには恐れ多くてお味見すら出来ませんので、あしからず(笑)。

その後、街をうろうろしてからお食事をとり、また街の散策に・・・。
お食事の詳しい模様は「メガネキョウダイ食べる」にてご覧下さいませ。

ヴォルテッラ散策はまだまだ続きます。ふふふ。

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アラバスターの街って(下)

街の主要な観光スポットを見た後、ミケーレさんがお知り合いのお店に案内してくれることに。

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こちらがミケーレさんのお知り合いのお店。
「alab' Arte(アラブ・アルテ)di Chiti & Finazzo」
彼はここで少しの間働いてた事があったのだそうです。
場所は・・確かGramsci通りに面してました。S.agistino教会の近くです。

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店内はこじんまりしてて、とても可愛らしい様子。
小さな小物からかなり大きな品まで様々な置物が所狭しと並んでます。

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この、ろうそくを入れる石に相棒が一目惚れ。
いくつか買っちゃいました。石なのに・・・重いのに・・・。
そうそう、売っている石には乳白色じゃないものもあるようですが、それは人工的に色をいれてあるものなので、ここで買うなら絶対に乳白色のものを!と教えてもらいました。勉強になります。

もちろん、続きますよ?

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2006年04月21日

ようこそ!狭いながらもうるさい我が家へ(笑)

ようやくイタリアの生活にも落ち着きが出てきて、なんとな〜く住む家もここに決めようか?と思い始めたメガネ。
それじゃあそろそろ、メガネキョウダイの住むお家のご紹介を皆さんにいたしましょ、てことにしてみました。
でもね、まさにその画像を作っているまっ最中にイタリア人の若人たちが4人ものラガッツェを連れて帰ってきて、大騒ぎ。
はてさて、メガネはこのままここに住んでよいのやら別を探すべきなのやら・・・かなりな謎?な感じになってしまったのです。
まだどうするかは決めかねているんだけれど・・・。
それでもまあ、とにもかくにも我が家をどうぞご覧あれ!!
イタリアのアパルタメントはこんな感じなのです。ふふふ。

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こちらが、我が家の玄関でございます。
ドアを開けると階段が。まずは途中までどうぞどうぞ。
まずはここで一本目の鍵を使います。

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我が家にまつわる人たちとは

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こちら、我がアパルタメント「XENIA(ゼニア??正しい読み方は不明)」の元締め。
お金の取り立てにいらっしゃるドン、その名もアンナ・フィネースキさん。
どうも我が家は建物の1階から全部がアパルタメントとして貸し出している模様なのです。

アンナさん、パスポートをチェックしながら一生懸命領収書を作成しています。
「あなた達も一緒に数えて!」
と料金設定に従って、きっちり家賃を数えてくれます。
とっても親切なおばちゃまなのです。住む期間をやたらと早く知りたがり、せき立てられるのはなんなのですが、「大丈夫かしら?問題は無いかしら?」と心配して聞いてくれるところはとってもやさしいのです。

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「写真をとっても良いですか?」と尋ねると、
「えっ!私を!??まあ!ふふふふふっ」とこちらを向いてくれました。
セネーゼはシャイな方が多くて、写真を撮るのも一苦労なのです(笑)。

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2006年04月22日

メガネが気に入った品

イタリアで初めて見た掃除機。
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メガネはシエナのいろんなアパルタメントを見てきたけれど、掃除機があったのは初めて。
マンマの家にも掃除機は無く、基本的にはほうきとちりとりでお掃除するのが普通だと思っていたメガネ。
イタリアという国は不思議な国で、家電などの電化製品がびっくりする程高くて貴重品なので、あんまり見かける事が無いのだ(いや、本当に)。もちろん、ホテルや上流の家なら絶対にあるのだけれども。
しかも電気料金も高いので、電化製品は却ってお金の浪費にあたると使わないのが基本なのだ。
だから、何気なく玄関脇にこれがあったのには本気で驚いたメガネ。
そしてごごごごごっと音を立ててゴミを吸い込む様を見て
「おおお!!動いてるよ!ちゃんと動いてる!!」
とめちゃくちゃ感動したのは書くまでもないのだ。

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そしてそして、このレトロなのになにかしら近未来的なスタイルがもっと気に入ったメガネ。
まるっこくってとっても可愛らしいではないですか!
ホコリを吸う、吸わないは別として、一家に一台置いておきたいと思うメガネキョウダイなのでした。
そして、やっぱり電気代がもったいなくて一回しか掃除機をかけていないメガネキョウダイなのでした。
ふふふ。

2006年04月23日

メガネの住んでいるコントラーダ

今、メガネが住んでいるアパルタメントがあるのは「ヴィア・サンタ・カテリーナ」というところ。
場所的には、聖カテリーナの家のすぐそばになります(というか窓を開けて身を乗り出して左手を見ればすぐサンタカテリーナの家が見える位の距離)。
ここは、Sienaの地区区分で行くと「Oca(ガチョウ)」のコントラーダにあたります。
「コントラーダ」というのは、簡単に説明すると住民グループみたいなもので、日本で言うところの町内会になるのかな?
このコントラーダ、シエナではとてもとても大切にされていて(というかこれが無くてはシエナが成り立たない程の強い絆で結ばれている、一つの家族みたいな区分なのですよ)、全部で17種類のコントラーダが存在します。
自分がどのコントラーダに入るのかというのは、自分が生まれた場所で決まります。
そして一度決まったコントラーダは一生変わる事がありません。つまり、ここガチョウチームで生まれた人は、引っ越ししようが、結婚しようが、生涯ガチョウチームであり続けるのです。
ちなみに、外国から来た人は初めて眠った場所が自分のコントラーダになるそうで、メガネ達は6年前ヴィア・パンタネットで暮らしたので、ここガチョウではなく、牡羊さんチームとなってます。
なぜ、シエナではコントラーダが重要か?と言いますと、この17のコントラーダがシエナ最大の競馬のお祭り「パリオ」のチーム分けとなるからなのです。パリオで勝てば(勝てるのは1チームのみです)、そこ後一年はその喜びを分かち合いながら過ごせる程、シエナの人々は熱狂するのです。

今は4月ですが、これから7月初めのパリオ開催に向けてSienaの街ではそれぞれのコントラーダ(地区)で小さなお祭りが行われて行くそうです。
その一番始め、トップバッターがここオーカのガチョウチーム。
4月の30日にちょっと大きなお祭りがあるのですが、それまでこのガチョウ地区では少しずつ飾り付けなどが行われてお祭り気分を高めて行くそうですよ?

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これは、その飾り付けの一つ。
ガチョウのマークの入った電灯を朝、セッセと設置してました。
見ていると、ガチョウ地区全体にこのガチョウ電灯をつける模様です。

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トスカーナの家 3

さて、サルデーニャ料理を満タンまでムシャムシャ食べまくったメガネキョウダイ。
お次はもちろん、コープでお買い物でしょう?!
と、思いきや・・・。

「ちょっと知り合いの家に寄っても良いかな?」

とミケーレさんの一言で、お知り合いの芸術家さんだという人のお家に突然お邪魔する事に。イタリアでは予定は未定、風の向くまま気の向くままが良いのです。ふふ。
そうして車で走る事5分ぐらい、一気に風景はトスカーナの平野に変わるのでした。

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はい、こちらの上の階がこれからおじゃまするお家なのですよ。
いかにも、トスカーナの朽ちかけた家という感じで、一目見ただけで好きになってしまったメガネです。
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二階に上がって、玄関から横を眺めると・・・。
小さく、小さく、シエナのチェントロが見られるのです。とっても素敵!
判りますか、小さな塔みたいなのが、マンジャの塔とドゥオーモの塔なのですよ?
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なんかもう、メガネあこがれのお家という感じでした。
こんなお家に住めたら良いのになあ・・・。

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