2006年04月18日

ヴォルテッラに行く前に

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とりあえず、出発前はこんな朝ご飯を食べてました。
相棒特製フレンチトースト・トスカーナパン。
トスカーナパンはすぐにカチカチになるので、いろいろなバリエーションで柔らかくせねばなりません。てことで、その第一弾。でも、浸しきれなかったのか、パンが堅すぎたのが、ちょっぴり歯ごたえのあるフレンチトーストでした(笑)。
相棒的には、柔らかく仕上がらなかったのが大変不満足なご様子でしたが、お味の方は、もう!大満足なのでした。ふふふふ。

ヴォルテッラにて

さんざん、ヴォルテッラのリストランテを探し歩いた結果(といっても数件なのですが(笑))、
ようやく一軒のリストランテに落ち着く事が出来ました。ホッ。
そんな頃には相棒の空腹も風前の灯となってました。ふふふ。
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その名も「Il Porcellino(こぶたちゃん)」。
混雑してたのですが、なんとかテラス席に場所を作ってもらえたのでした。良かった。

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まずは、メガネが頼んだのがコレ。
ズッパ・パエザーナ(田舎風スープ)。
てことで地元の味を味わうために頼んでみたら・・どかん!と出てきちゃいましたよ?
「こっ、こんなに多いのっ!!」
と驚くメガネを尻目に、「それ!私の好きそうな感じ」と目をキラキラさせて喜ぶ相棒。
そうだね、空きっ腹にはこんなズッパが一番良さそうだもんね?

相棒に渡す前に一口食べると、あれ?リッボリータそのもの?
白インゲン豆にさやいんげんにニンジンにちりめんキャベツにジャガイモにタマネギといった野菜のごった煮。いや、素朴でなかなか美味しいのですよ?
少しだけ食べてあとは相棒にお任せしました。

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これ、拡大図。
中に浸されたパンが見えます!パンが!
お腹すきすきの人には最適、ボリューム満点のズッパなのです。

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相棒が頼んだのが、ペンネ・アッレトルースコ(エトルリア風ペンネ)。
ヴォルテッラは古代エトルリア人でも有名(というか自慢?(笑))らしい。そんな名前がついているのだから地元の料理だろうと予測して注文してみました。
中身は、トマトとクリームとフンギポルチーニ。
一口ぱくりと食べると、ちょっとピッカンテ?!!
でもクリーミーでとっても美味しかった。結局めがねが全部平らげました。
ポルチー二の味もなかなかでしたよ?

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ヴォルテッラでジェラートを

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夕方、小腹が空いてきたのでジェラテリアへ。
実はもっとカッコイイお店に先に行ってみたのですが、メガネが食べたかったコッコ(ココナッツ)が無く、品揃えも悪かったので、こちらの庶民的なお店に入る事に。

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お店のおじさんは、こんな感じの太っちょさん。
そしたら相棒が「お店の人がこんなに太ってるから、ここのジェラートは美味しいよ!」と根拠のなさそげな事に自信満々なのですよ。
メガネは「え〜っ」と半信半疑でぱくりと食べてみたのですが・・・

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「う、うま〜〜〜〜い!!」
ココナッツとランポーネ・コン・パンナ(ラズベリーと生クリーム)のジェラートを食べたのですが、味がしっかりしていて甘くて美味い!!
よくよく壁を見ると新聞の切り抜きが・・・もしかしてここは知る人ぞ知る隠れた名店?!!

「ほらね、お店の人が太ってるから美味しいでしょ?」
と相棒は改めて持論を披露するのでした。
ええ、ええ、その通りです。さすが、美味しいものに対する嗅覚は鋭いのですね(笑)。
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マッテオッティ通りの、すご〜〜〜く流行っているオシャレなジェラテリアの差し向かいにある、細い小道を少し奥に入った場所にひっそりと佇むジェラテリア「Chic and Shock」。
もう少し名前を変えれば、もっとお客さん来るのに・・と思うメガネなのでした(笑)。

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余談ですが、こちらチョコレートなのです。
最近、イタリアでもおしゃれなチョコが流行っているとの事。
なんか見た目だけで買ってしまいそうですよね?
ジェラテリアにもやたらとチョコの文字があったから、もしかしたらヴォルテッラはチョコもおいしい街なのかも知れませんね?

2006年04月22日

そうだ!コープ行こう? 4

てことで、お友達のお家でこれまた数時間を過ごしてしまったメガネご一行様。
夕方6時頃になり、ようやく本日の目的地コープまで行く事に(笑)。

と、その前にバールでカフェは基本です。
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はい、チェントロ市街の道路沿いにある大きめのナンニーニです。
こちらはチェントロのナンニーニよりかはカジュアルな感じ。
とにかくだだっ広いという印象なのです。

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これ、何だと思います?
ええまたしても質問なのですが。ふふふ。
コレはエスプレッソに見えるけど違うのですね。もうエスプレッソが入るお腹は残っていなかったメガネ達。
相棒が頼んだこの限りなくカフェに見える品は「Orzo(麦茶)」なのです。
そう、イタリア人も麦茶は飲むのですよ?
でもね、日本のような煮出し方はせず、粉のものをインスタントコーヒーのように飲んだり、こんな風にエスプレッソマシンに粉を入れ、エスプレッソを煎れるのと同じ要領で抽出して飲んだりするのです。
だから日本の麦茶の3倍ぐらい濃くて強いです。

なんか余計に口の中が重たくなる感じの苦〜い麦茶なのですね。
日本人のメガネ的には「なんか却って体に悪そうっ・・・」というのが正直な感想。


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サルデーニャのお惣菜って? 2

バールでカフェを一杯ひっかけてから、携帯を物色したりなんだりで、結局1時30頃からの出発!となったのでした。
さてさて、どんなお食事になるのかな??
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はい到着!ここですよ?ここ!
ミケーレさん達がたまに行くというお惣菜屋さん風のお店へ連れてってもらいました。
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シエナのチェントロ(旧市街)から車で5分ぐらい走ったアウトレットショップの一角にひっそりとそのお店はあったのです。
「Gastronomia(ガストロノミア/郷土料理)」・・名前はそれだけしか判りませんでした。
とにかく、サルデーニャの郷土料理を出してくれるお店らしいのです。

お店に入ると、ちょうど子豚の丸焼きを切っているところで、ちょっとギョッとしたメガネ。
友達曰く「たぶん、特別注文が入ったんだよ」とのこと。
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「はははっ、うまそうだろう?」
とおじさん。良い顔で写ってくれました。
この子豚ちゃん、体は売っても頭は絶対に売らないのだそう。なんでかって?
「それは、俺の物だから!」
てことです。下手物好きだという友人の目がなんだかキラリと光ってました(笑)。

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まずはカフェから 1

※前置き
このお話は大変長く、第4話まで続きます。1から順に読んでくださいね。
では、始まり始まり〜。

コープにお買い物に行くために友人とミケーレさんがシエナにやってくると聞いて、一緒にお昼をする約束をしたメガネ。
とりあえず10時30分にシエナのバスステーション、ピアッツァ・グラームシで待ち合わせ。
携帯電話の物色をちょびっと手伝ってもらう前に近場のバールへ。
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グラームシ(またはリッツァとも言う)にある「Antico bar la lizza」という新しいバールです。昔は旅行会社だったところの角ですね。
ここは一度メガネ達も行った事があったのですが、アンティコ(アンティーク)なんて名前のバールのせいか、店員さんが大変アンティパティコ(感じが悪い)だったのですよ?残念な事に(笑)。
でも今回は前回ほど感じの悪い店員さんは居ず、ちょっぴり感じが悪いかな?程度なのでした。よかった。
とりあえず、イタリア人と待ち合わせをしたらバールに行くのは基本らしいです。
メガネはエスプレッソ、相棒はカプチーノをおごってもらっちゃいました。
ミケーレさんはいつもおごってくれるので、メガネ達は恐縮しちゃうのです。ふふふ。

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今回の画像では無いけれど、こんな感じのカフェが出ます。
お味の方は・・・悪くないのですね、これが。標準的な感じです。
でもカップは正直可愛いと思う。ちょっと悔しいけれど(笑)。

お話はこのすぐ下の「サルデーニャのお惣菜」に続く。

2006年04月29日

引っ越し先も決まって無いのに・・。

はい、夜9時を回っていたのいたのにも関わらず、
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またしてもこちらに行っちゃってました。
なんか気に入ってしまったのですよね・・・。
ここの奥さんは多分、ドイツ人(前にも書きましたっけ?)。彼女と会話すると、ドイツの友を思い出して懐かしくなってしまうメガネなのです(これも書いた気がする(笑)。

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店内はこんな感じで、ようやく賑わってきたところでした。
ほんとにイタリア人って夕食が遅いですよねえ。赤ちゃんまでこの時間に連れてきているのだから、ほんと、筋金入りの夜鷹さん達なのです。

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このお店のパンは美味しい!外の固さと、中のふうわり感と、食べた時に感じる気泡の入り具合がメガネ好みなのです。
パンの種類は、前回と少しだけ違ってました。
グリッシーニもポリポリしてて良いですね?

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メガネが頼んだのは、カルボナーラ。
日本では定番料理ですが、イタリアではあんまり頼んだ事が無いなあ・・。
で、お味の方は・・?ん〜〜〜少し薄い?
でもその場で胡椒をガリガリ削り入れたりしたので風味は抜群です。
それから、粉状のフォルマッジョをたっぷりと。これは、多分パルミジャーノではなくペコリーノですねえ。そうしてお口に含むと、おっ!ちょうど良い味加減となりました。ふふふ。

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こちら、相棒が頼んだ品。
牛肉の薄切りに、ルッコラがたっぷり。
牛肉は1センチぐらいの厚さに切ってあって、火の通り加減はレア。ルッコラをくるりと巻いてお口に含むと、ジュワンと肉汁が広がって、んふふふふっ。美味い!
こちらの牛肉はほんとに味が濃くて良いですよね。
これまた、味の濃いいルッコラと抜群の相性なのです。

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ほらほら,美味しそ〜〜っ。

この料理は「タリアータ(牛肉の肩ロースを焼いて薄切りにしたもの)」と言うのですが、一口に「タリアータ」と言っても色々とあるようで、お店によってお肉の厚さも焼き加減も、さまざま。
注文してお皿が目の前にやって来るまで、どんな品が出て来るのか「謎」な一品なのです。今回のイタリア上陸でも何度か目ですが、全部違うものでした。
皆様も、是非一度お試しあれ。
お好みの厚さ、焼き加減で出してくれるお店を探すのも楽しいかもですよ?

そんな感じで、すっかり夜が更けるまで、まったりとお食事を楽しんだメガネキョウダイ。
これで明日お引っ越し先が決まらなかったらどうする気なのでしょう?
われながら、のんびりし過ぎてるなと思うメガネ。
でもね、イタリアで生活するにはこのぐらい泰然としてられなければやって行けないんですよね。ホントですよ?
ですから、イタリアはメガネのようなのんびり屋さんにはピッタリ!なのです。ふふふふ。

さて、お引っ越しはどうなるのかな???