2006年06月01日

ローマのおうちご飯とは?

さてさて、ローマでのメガネのお話をしなくては。
でも全部しようと思うと、具沢山過ぎてとてもお話ししきれません。
だから今回はダイジェストで写真中心に書く事に。
まあ、いつも文章が多すぎますから、ちょうどいいかもしれませんね?
それでは、ローマでメガネが地下鉄に乗った後からのお話です。

Bラインの胡散臭い地下鉄に乗って約40分。
流しの唄うたいさんの洗礼もバッチリ受けたメガネは、ようやく終点「Laurentina(ラウレンティーナ)」駅に到着したのでした。
地下道を抜け、地上に出ると,そこはやっぱりなんとはなしに恐そげな雰囲気。
イタリアの駅周辺というのは、どこもかしこも暗くて淀んだ空気を醸し出しているのは何故なんでしょ?
「駅から出て右手でね?」なんて言われていた事すら頭から抜け落ちて、
少しでも安全そうな場所を求め、そわそわと動き回るメガネ。
おかげで、駅右手の路肩にちゃあんと車を駐車して待っていて下さったローマの御方に気付く事すら出来ず、却って御迷惑をおかけしてしまったのでありました。
その節は大変申し訳ありませんでした。・・ごめんなさい・・。
だって、ほんとに怖かったんですもん。
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てことで、駅の画像もメガネの心を映すかのように乱れております(笑)。

ローマの御方と無事再会したメガネ。
今度は車でお知り合いのご家族のお家ごはんにご招待して頂きました。

そのお家とは、こんな素敵な眺めのところなのでした・・。
(クリックするともうチョビットだけ大きな画像が見られます)
ローマの住宅街の最上階。風も気持ちがいいし、なによりこの景色。
とっても(心の)贅沢な暮らしなのです。

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2006年06月04日

ローマの風景

さて、ローマに上京して2日目のメガネダイジェストです。
このままいくとローマの事を全然ご紹介できないまま終りそうなので、本当に画像中心で申し訳ないのですが、雰囲気だけでも楽しんで頂けたらと思います。

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二日目のローマでは6年前にシエナで一緒にイタリア語を学んだ友に逢う事に。
シエナで学んだ後一度日本に帰国して、再びイタリアに上陸した彼女。そのままローマで6年間暮らしていたのだそうです。その間1度も日本に帰らなかったというのだから凄いのです。
そんな彼女との待ち合わせ場所は「カンポ・ディ・フィオーリ」でした。
メガネのB&Bからは492番のバスで45分程かかりました。
ローマのバスは怖いからとさんざん皆に脅されたので、リュックをガッチリお腹に抱え、警戒心丸出しで挙動不審な動きをしつつ乗り続けたメガネ。
それでも、バスの中にテレビが付いていて、なおかつ次の停留所が画像で表示されるのには
「うわああ!すごいよ、次の停留所がわかるよ!!」
とお上りさん丸出しで大喜びしたメガネキョウダイなのでした。
ローマのバスは本当に近代的で、観光客に優しい造りとなっていますよねえ。
もちろん、64番とかのスリ御用逹観光バスは要注意なのですけども。でもテレビがあったら見ちゃうなあ、メガネ。ふふふ。

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「campo dei Fiori」は文字通り「花の広場」という意味。
で、毎日午前中はメルカートがあると聞いて、待ち合わせ場所にしてみたのだけれど・・・。
さぞや花のお店が多いのだろうと思いきや、お花屋さんは噴水の両脇に一軒ずつの計2軒のみ。
なんだ名前の割にお花が少ないのだな・・とちょっぴりがっかりしたメガネなのでした。
開いていたメルカートも意外にこじんまりしてて、これならシエナのメルカートの方が良いなあなんて思ったり(笑)。
友曰く、「ここの広場はね、朝市も良いんだけど夜の方が素敵なんだよ?」なのだそう。
広場のまわりにあるバールのテラスでお酒をたしなみつつ夜景を楽しむのが良いんだそうです。
そしてそして、ここにはお花よりももっと素敵な品があるのです!
そう!それは・・・

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観光地ローマを楽しむ

さて、ローマ3日目のメガネダイジェスト。
この日は午後3時から約束していたピアノ発表会の待ち合わせ。
でもそれまでの時間は有効に使わねば・・・。

てことで、B&BからメトロB線に乗り込み、途中A線に乗り換えて・・・
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こちら、ローマの観光中心地、スペイン広場まで足を伸ばしたメガネ。
さすがに他の場所とは違うハイソサエティな雰囲気なのです。
ちょうどカテドラーレがレスタウロ(修復)中だったのが残念!なのでした。
でも一瞬見ただけという感じで急げ急げ!のメガネ。

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目的はこちら。
いくつかの雑誌でみかけたというパンやさん兼、軽食屋さん。
「Le Pain Quotidien(ル・パン・コティディアン)」
名前でもわかるように、イタリアンではなく、外資系らしいです。
相棒曰く、確かベルギーブランドのお店らしいのですね。

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こんな感じに、
大きな棚にパンが沢山並んでいます。
もうこれだけでオシャレなのですね。ふふふ。

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この机に、お客さんが座って行きます。
メガネ達もここにてお食事。
雑誌風に撮影してみたり。

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2006年06月16日

間違えちゃったメガネ

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私、フィレンツェ育ちのキティよ。
聞いてやって、聞いてやって、メガネのとっても恥ずかしい間違いを聞いてやってニャ!
ゴロゴロゴロ。

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フィレンツェ最終日、何故か再びここサン・ロレンツォ教会の前に立ったメガネ。
あれ?ここって確か、昨日も来ましたよね?
で、しかもアレですよね「ピアッツァ・メルカート」をそぞろ歩いて、なんか服飾関係とかお土産物とかたいして欲しい品は無いんです、みたいに散々言ってましたよね?
え?それなのに何故またこちらに来たのかと申しますと・・・・。

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はい!こちら、この厳めしい柵に守られた建物、
メルカートの目玉「中央市場(Mercarto Centrare)」に入るためだったのです!!

・・・そうなのですね、多分フィレンツェでの「つぶやく」の文章を読まれて「あれ?」と思われた方は多い事と思います。ええ、もうね、はい。
うっかり者のメガネ「ピアッツァ・メルカート」のメルカート(市場)とは、「通りに陣取る露天商の事だけ」だと思い込んでしまってたのです。
しかしその夜、心やさしき友から頂いたメールに
「私が思う『メルカート』っていうのは四角い建物のなかにある市場の事なのだけれど・・」
と書かれていたのでありました。
それを読んだ瞬間、昼間素通りしたとある建物の光景をババンと思い出したメガネ。
「あああ!あれがもしかしなくても、中央市場だったかっ!中央市場ってここにあったのね?」
とやっと理解できたのでありましたOh dio dio!!
我ながら、なんてお馬鹿さんなのでしょう?ふふふふふっ。
Asakoちゃんが教えてくれてたのも、もちろんそちらの市場の方だったのですね。
道理でお話のつじつまが合わなかったわけですよ。うん。うん。ごめんなさい!

・・・だって、シエナじゃあメルカート全体に屋根なんて付いてないんですもん(笑)。

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そうしてドキドキしながら建物に足を踏み入れたメガネ・・・。
いきなり、こんな品にお出迎えされちゃいましたよ?

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通りの露天商に隠されるようにひっそりと佇む四角い建物の中は・・・イッツァスモールワールド!!
なんて素敵な世界なのでしょう!
さすが大都会フィレンツェなのですねっ!!(笑)
体育館さながらのだだっ広い空間の中に、ところ狭しとメガネの目を奪う品物が、もうとんでもない量売られているのでありました。
「ああ、やはり本物は違うわ・・」
と感慨もひとしおのメガネ。

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きゃはははははははっ!
笑ってやって?おバカなメガネを、笑ってやってニャ??
きゃははははははははっ!

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2006年06月21日

OSTERIA IL GRATTACIELO

つまり直訳すると「摩天楼」。

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ここは、シエナ在住なら知る人ぞ知る「男達の台所」。
日本で言うなら、う〜ん・・ガード下の赤提灯かな?
土木作業系のかなり危なげな雰囲気を漂わせてるオヤジさん達のたまり場で、お昼時ともなると小さな店内はたっぷりのワインを注いだコップを片手に、赤ら顔をしたおっちゃん達が「がははははっ!」と笑い合う姿で賑わってます。
実はこのお店、6年前に語学学校の友に教えてもらったのですが、
それを聞いた学校の先生に
「摩天楼ですって!私は絶対に行かないわ!だって、危険な場所だもの!だから貴方達はペリコローゾ(危ない)なのよ!!」
と言われてしまったメガネなのです。
いや、だって、美味しかったし・・・そんなあからさまに危険人物扱いしなくても・・・(笑)。

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ね?ほんのり危ない雰囲気が漂ってませんか?
場所もシエナのメイン通りから一本奥に入った「Via dei Termini」と交差する「Via dei Pontani」のアーチ下。
ここは、シエナの町中では比較的人通りが少ないヴィアだったりします。
メガネの住んでいるサンタカテリーナからは目と鼻の先で、ふうふう坂道を上れば着いちゃいます。
おっちゃん達で賑わっている時間は、入るのにかなりな勇気が必要。
シエナにしては珍しく、じろじろ見られて「おい!日本人だぞ!」とからかいの声が上がりますからね?
女の子一人では難しいかもしれませんが、メガネも二人でびくびくしながら入っているので多分大丈夫!

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店内はこんな感じ。
本来なら、ここにオヤジさん達が列をなしてごった返してるのですが・・・。
さすがにカメラを向ける勇気がないメガネなのでした。

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でもですねえ、怖くてもこのお店に入りたくなるのが・・・このお料理なのですよね?
ふふふ、美味しそうでしょ?
こちら、粉ふきいものオリーブオイルがけプレッツェーモロ和え、タマネギのローストの酢漬け、ファッロ(スペルト小麦)のインサラータ風オリーブオイル和え、そしてローストビーフ。
自分の好きなおかずを好きなだけお皿に盛ってもらうシステムなのです。

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2006年06月22日

フィレンツェ再び。

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わたし、フィレンツェ育ちのキティよ?
え?もう知ってる?・・・おかしいニャ〜。
聞いてやって聞いてやって、メガネのお話聞いてやってニャ?
むは〜ん、それにしてもフィレンツェはあっちくなったにゃ〜ん。ゴロゴロ。

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はい、こちら「Eccoci!」
夜撮影したのでちょっと暗めの画像でごめんなさいなのです。
場所はP.zza Ghiberti,5/r
ドゥオーモの裏をずんずん進んで、アンティークで有名なチョンピ市場の裏あたり、ちょうどサンタンブロージオ市場の横あたりにあるお店です。

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新しく出来たばかりということで、店内はかなりモダンなイメージ。
さすがフィレンツェ、都会的な内装ですよね?
シエナにはこんなお店無いですもん(笑)。

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エッコチクワー!
と現れたのが、このお店のコックさんであり、Asakoちゃんのお友達でもあるブラちゃんことブラディミルさん。
フィレンツェに着いた日、Asakoちゃんに
「新しいお店なのだけれど、是非来てみて?」
とお誘いを受けて、二つ返事でお店を訪れる事にしたメガネなのです。
さてさて、どんな美味しいお料理が食べられるのかな?

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こちら、このお店のオーナーさん。
まだまだお若いのですが、経営手腕は素敵ならしいのです。ふふふ。
「イタリアのリストランテは遅れている!」
と、このお店をオープンさせる事にしたそう。

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「どのお料理がおすすめなの?」
と聞かれ、一つ一つ丁寧に説明してくれるブラちゃん。
とても仲良しなお二人なのです。

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2006年06月24日

Il PULCINO

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いつもメガネが通る道 VIA DELLE TERME にあるお店、その名も「ひよこ」。
一見、ただのバールのように見えるのでついつい素通りしてしまうのだけれど、通るたびなにやら美味しそうに皆さん食べている御様子。
しかも、お昼はいつもイタリア人で賑わっているよう。
あまりにさり気なく存在してるので「一回入ってみたいなあ・・・」と思いつつもなかなか足を踏み入れなかったメガネ。
でも今日は思い切って入ってみる事に。
このひよこちゃんのステンドグラスがポイントで、可愛らしいですよね?

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ね?さり気ないでしょ?
あ!でもバールって書いてある!知らなかった・・・。だからバールにしか見えなかったのか!

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店内はこんな感じ。
先日のグラッタチェッロとは打って変わって、女性客の方が断然に多いのです。

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というのも、このおかずがポイントなのですよ。
ここに並んでいる品は全てお野菜。
もちろん、プリモやプロシュート類もあるのですが、おかずは基本的にお野菜の模様。
で、ここを訪れたお客様は「ベルドゥーレ・ミステ(野菜ミックス)」を注文するのが普通らしいです。
もちろん、メガネもそれに習って注文なのです。

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で、まず自分の好きな大きさのお皿を選ぶんです。
大きさは大・中・小と3種類。
で、お皿に載るだけ注文し放題?みたいな感じでした。
お値段はお皿によって、2・3・4ユーロとなってます。激安です(笑)

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お皿を選んだら、おじさんに欲しいお野菜を指をさしてお願い。
このおじさん、注文時にはほとんど何もお話ししてくれず、笑顔で頷くのみ。
なのに、たっぷりとお皿に盛るものだから
「バースタ!バスタ!!」
とお客さんからストップの声がかかるのです。
そんなにたんまり乗っけてしまっていいのですか?おじさん?

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