ヴォルテッラにて
さんざん、ヴォルテッラのリストランテを探し歩いた結果（といっても数件なのですが（笑））、
ようやく一軒のリストランテに落ち着く事が出来ました。ホッ。
そんな頃には相棒の空腹も風前の灯となってました。ふふふ。
その名も「Il Porcellino（こぶたちゃん）」。
混雑してたのですが、なんとかテラス席に場所を作ってもらえたのでした。良かった。
まずは、メガネが頼んだのがコレ。
ズッパ・パエザーナ（田舎風スープ）。
てことで地元の味を味わうために頼んでみたら・・どかん！と出てきちゃいましたよ？
「こっ、こんなに多いのっ！！」
と驚くメガネを尻目に、「それ！私の好きそうな感じ」と目をキラキラさせて喜ぶ相棒。
そうだね、空きっ腹にはこんなズッパが一番良さそうだもんね？
相棒に渡す前に一口食べると、あれ？リッボリータそのもの？
白インゲン豆にさやいんげんにニンジンにちりめんキャベツにジャガイモにタマネギといった野菜のごった煮。いや、素朴でなかなか美味しいのですよ？
少しだけ食べてあとは相棒にお任せしました。
これ、拡大図。
中に浸されたパンが見えます！パンが！
お腹すきすきの人には最適、ボリューム満点のズッパなのです。
相棒が頼んだのが、ペンネ・アッレトルースコ（エトルリア風ペンネ）。
ヴォルテッラは古代エトルリア人でも有名（というか自慢？（笑））らしい。そんな名前がついているのだから地元の料理だろうと予測して注文してみました。
中身は、トマトとクリームとフンギポルチーニ。
一口ぱくりと食べると、ちょっとピッカンテ？！！
でもクリーミーでとっても美味しかった。結局めがねが全部平らげました。
ポルチー二の味もなかなかでしたよ？
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友の頼んだのは、クロスティーニ・ミスティ。
ミスティ（ミックス）なのでいろいろなペーストが乗っていたのですが、お味見をさせてもらったらどれも美味しかった！！
レバーと、白いなにかのみじん切りが乗っかってました。
なんだったんだろう？凄く中身が気になりました。
こちらはミケーレさんが頼んだスパゲッティ・アル・ペスト。
いわゆるジェノバ風の松の実とオリーブオイルと生バジルのペーストなのです。
ハッと気づいたら無くなっていたので、多分凄く美味しかったのではないかな？と思います（笑）。
リストランテのパンはいつも気になるところ。
このお店のパンは気泡が大きく、しっとりもちもちした食感。
でも味は全くない典型的トスカーナパン。
濃いソースとの相性は良さそうだったです。
いわゆるハウスワイン。
ミケーレ達はお酒好きなので、運転するけどたっぷり飲みます（笑）。
メガネ達も勧められて、ほんのちょっぴり味見させてもらいました。
軽い口当たりで、フルーティーな香りがして、とっても美味しかったです。
赤ワインは軽い方がメガネは好きですね。
お次は付け合わせのスピナーチ。
今回はメガネ達も頼んだほうれん草のオリーブオイル炒め。
味付けはほとんど無し。塩をかけて食べるのだけれど、メガネ的にはこのままでOK。
イタリアで出される野菜の炒めたものはだいたいがこんな感じでしんなりしてます（笑）。ちょっと茹ですぎ？ちょっと炒めすぎ？ぐらいがこちらの普通です。
焼いたメランツァーネ（茄子）のオリーブオイルがけ。
これも、なかなか！のお味。
素材の味がいいと、シンプルな味付けでも数段美味しくなるのですねえ。
炭酸水。意外と美味しかったのがこれ。
毎回このお水が飲みたいな〜と思える美味しさでした。
その後は石のお話や、６月になったら一緒に旅行に行こうか？なんてお話を沢山しました。
たいたい、食べ始めたのが多分３時ぐらいで食べ終わったのは４時半ぐらいかなあ・・。
ゆっくりのんびりペースがイタリアです。なんか良いですよね？
カフェ。
リストランテのお食事の〆は、やはりコレ。
カフェをぐびりと飲み干して、胃をすっきりさせなくちゃですよ？
何気ない給仕の様子を撮ろうとカメラを構えたら・・・。ジロリと睨まれた。
嫌がられるのか？！！と思いきや、いきなりのカメラ目線でのポーズですよ。
か〜なり良い笑顔なのです。
撮ってるこちらが呆然としてしまうほどの変わり身の早さの彼なのでした（笑）。
エーゲルマイスター（多分それっぽい名前）。
アマーロみたいな薬草酒だそうです。
食後に飲むとスッキリするのでミケーレさんがお好きなのだそうです。
飲むと胃がすっきり！するらしいですよ？
カフェとエーゲルマイスターで胃もすっきりとした事だし、
長い長い昼食も、コレにて終了となりました。ふふふ。
さあ、またヴォルテッラの街へ散策へ出掛けましょ？
