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2006年06月22日

フィレンツェ再び。

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わたし、フィレンツェ育ちのキティよ?
え?もう知ってる?・・・おかしいニャ〜。
聞いてやって聞いてやって、メガネのお話聞いてやってニャ?
むは〜ん、それにしてもフィレンツェはあっちくなったにゃ〜ん。ゴロゴロ。

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はい、こちら「Eccoci!」
夜撮影したのでちょっと暗めの画像でごめんなさいなのです。
場所はP.zza Ghiberti,5/r
ドゥオーモの裏をずんずん進んで、アンティークで有名なチョンピ市場の裏あたり、ちょうどサンタンブロージオ市場の横あたりにあるお店です。

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新しく出来たばかりということで、店内はかなりモダンなイメージ。
さすがフィレンツェ、都会的な内装ですよね?
シエナにはこんなお店無いですもん(笑)。

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エッコチクワー!
と現れたのが、このお店のコックさんであり、Asakoちゃんのお友達でもあるブラちゃんことブラディミルさん。
フィレンツェに着いた日、Asakoちゃんに
「新しいお店なのだけれど、是非来てみて?」
とお誘いを受けて、二つ返事でお店を訪れる事にしたメガネなのです。
さてさて、どんな美味しいお料理が食べられるのかな?

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こちら、このお店のオーナーさん。
まだまだお若いのですが、経営手腕は素敵ならしいのです。ふふふ。
「イタリアのリストランテは遅れている!」
と、このお店をオープンさせる事にしたそう。

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「どのお料理がおすすめなの?」
と聞かれ、一つ一つ丁寧に説明してくれるブラちゃん。
とても仲良しなお二人なのです。

こちらのお店、イタリアにしては大変珍しく、小さなお皿で色んな種類のお料理を出してくれるんです。
つまり、日本の居酒屋風ですね?
小皿で自分の好きなだけ、色んな種類のおかずをとって食べる事が出来るのです。
イタリアのリストランテというと、プリモ・セコンド・コントルノとたっぷりの一皿を、次々に出すのが普通。
でもそれだと食べられる種類も限られるし、最近の若者達はほとんど残してしまうのだそう。
せっかく作ったお料理が大量に残されてしまうのは、悲しい事だしかなりもったいない。しかも、お金だってかかってしまう・・・と、そこでオーナーが考えついたのが、これ。
自分の好きなお料理を好きなだけ楽しんでもらうための小皿メニューなのですね。
なるほど!と思ったメガネ。
色んな種類をちょっとずつ食べられるなんて、楽しくってワクワクしちゃいます。
しかもいっぺんに沢山食べられない女の子にはとっても嬉しい気遣いじゃないですか?
それらを総称してメニューには「SFIZIOSITA」と書かれてました。
お酒のおつまみとしても適してますから、お酒好きの方にも良いかもですね。

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ということで、ブラちゃんのおすすめメニューをば。
はい、まずは、こちら。
チェーチのムース(これの名前だけ思い出せません、ごめんなさい)
生野菜に、チェーチ(ひよこまめ)を砕いたクリームをたっぷりつけて頂きます。
メガネ、これすごく気に入っちゃいました!(笑)
このディプがですねえ、何とも言えない味わいなのです。最後はパンに塗り付けてキレイさっぱり食べきっちゃいました。ふふ。
野菜の味の濃いイタリアでこそ、楽しめるお味ではないでしょうか?

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そして、こちら
SALMONE MARINATO ALLE SPEZIE
サーモンのマリネですね。
お口に入れるとサーモンがとろりととろけて行くのです。
このお皿、だいたい10センチぐらいなのであっという間に一皿ペロリと食べられちゃいます。

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そして、こちら
INZIMINO DI SEPPIE
イカをスピーナーチ(ほうれん草)とトマトとイカのワタで煮込んだもの。
ランプレドットのお店ネルボーネでも食べたのですが、こちらはフィレンツェの郷土料理なのですねえ。
お味は、そうですねえ・・・う〜ん磯の香り?と申しましょうか?
なんとなく、日本の味を思い出させる懐かしい味わいなのです。
イカとスピナーチが絶妙に合うのですよね。後を引くお味で、お酒のお供にはかなりお勧めなのです。

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こちらは、
ARISTA MARINATA FREDDA
豚のランの部分を薄く薄く切ったもののマリネです。
この下にお野菜がたっぷりと入ってます。
こちらも、豚の味わいがお野菜とよく合っていて美味しかった。
お野菜とお肉って、どうしてこういい感じの取り合わせになるんでしょうねえ?

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こちらは
SPIEDINO DI POLLO
一口大に切られた鶏肉に、ベーコンが巻いてあります。
ちょっと焼き鳥風味ですが、お味の方はちゃんとイタリアンなのです。
上に乗っているお野菜とまた、合うんですよねえ・・(ってこればっかりですね?)

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ZUPPA DI SEPPIOLINE PATATE E FIORI DI ZUCCA
こちら、ズッパ(スープ)です。
ええもうね、うちにはリッボリータ大臣が居ますからね?
もちろん彼女(相棒)のご所望により注文なのです。
こちらは普通サイズのもの。ほとんど相棒が平らげてました。

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こちら
TROFIE ALLA PARMIGIANA
はじめ「TROFIE 」って何だ??と思ったメガネキョウダイなのですが、要するにカバテッロのような手ごねのパスタなのですね。
もちもちした食感が、イタリアの生パスタならでわなのです。
モッツァレッラチーズがとろりととけてパスタと絡むと、何とも言えない風味が広がります。

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そしてこちらが、
TOMINO ALLA GRIGLIA CON MARMELLATA DI POMODORI E GINGER
ええ、見た目はとっても素敵に美味しそうだったのです!
だったのですが・・・こちらは日本人のお口にはあまり合わないかも(笑)
というのも、この赤いジャム。これ、何だと思います?
実はトマトのジャムなのです。乾燥トマトが甘〜く煮てある訳です。そこに混ぜ込んであるショウガもなんだか不思議な味わい
それを、牛のチーズ(白カビ系・ほぼカマンベール)に乗っけてるのですが・・・日本人には「???」なのです。
これを後でコックのブラちゃんに訴えたところ、どうもこのお料理はフィレンツェでは定番の郷土料理らしく、こちらでは結構需要があるらしいのです。
「へえ〜〜」と一同に声を上げた三人なのでした。
それぞれのお国柄、その土地柄で、色んなお料理があるのですよね。
日本の、納豆とかたくあんとか、梅干しの部類に入るのかもしれません。
興味のある方は是非とうぞ!(笑)

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こちらサルビアの入ったシャーベット。
冷たい口触りが、火照った体には最高でした!(笑)
とにもかくにも、フィレンツェは暑すぎでした。
あ!お店の中はちゃんとエアコンが効いてて涼しかったですからね?御心配なく!

メガネの感想としましては、イタリアのリストランテに疲れた時に良いお店なのかな?と思いました。
とにかくメガネにはとっても新鮮に映ったこのお店。
2人でも色んな種類のおかずが食べられるのは大変な魅力なのです。
しかも、一皿1〜5ユーロと大変リーズナブルなのです!3人でこんなに大量に食べても、普通のリストランテで食べるよりずっとお安く済みました。
日本人のお腹には、とっても合ってるなと思ったメガネなのです。
フィレンツェにお立寄の際は、是非!足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
ええもう、宣伝しちゃってますですよ、もちろん!(笑)
スタッフの皆さんもとっても優しく親切なので、安心して行けるお店だと思います!
てことで、是非是非!どぞ!

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きゃっ!!
見ちゃいましたニャ?
メガネがあんまりムシャムシャ食べてるから、私もお腹が減ってしまいましたの。
それでは、またフィレンツェのお話でお会いしましょ?
わたし、食べるのに忙しいんだニャ!

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