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2006年06月04日

ローマの風景

さて、ローマに上京して2日目のメガネダイジェストです。
このままいくとローマの事を全然ご紹介できないまま終りそうなので、本当に画像中心で申し訳ないのですが、雰囲気だけでも楽しんで頂けたらと思います。

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二日目のローマでは6年前にシエナで一緒にイタリア語を学んだ友に逢う事に。
シエナで学んだ後一度日本に帰国して、再びイタリアに上陸した彼女。そのままローマで6年間暮らしていたのだそうです。その間1度も日本に帰らなかったというのだから凄いのです。
そんな彼女との待ち合わせ場所は「カンポ・ディ・フィオーリ」でした。
メガネのB&Bからは492番のバスで45分程かかりました。
ローマのバスは怖いからとさんざん皆に脅されたので、リュックをガッチリお腹に抱え、警戒心丸出しで挙動不審な動きをしつつ乗り続けたメガネ。
それでも、バスの中にテレビが付いていて、なおかつ次の停留所が画像で表示されるのには
「うわああ!すごいよ、次の停留所がわかるよ!!」
とお上りさん丸出しで大喜びしたメガネキョウダイなのでした。
ローマのバスは本当に近代的で、観光客に優しい造りとなっていますよねえ。
もちろん、64番とかのスリ御用逹観光バスは要注意なのですけども。でもテレビがあったら見ちゃうなあ、メガネ。ふふふ。

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「campo dei Fiori」は文字通り「花の広場」という意味。
で、毎日午前中はメルカートがあると聞いて、待ち合わせ場所にしてみたのだけれど・・・。
さぞや花のお店が多いのだろうと思いきや、お花屋さんは噴水の両脇に一軒ずつの計2軒のみ。
なんだ名前の割にお花が少ないのだな・・とちょっぴりがっかりしたメガネなのでした。
開いていたメルカートも意外にこじんまりしてて、これならシエナのメルカートの方が良いなあなんて思ったり(笑)。
友曰く、「ここの広場はね、朝市も良いんだけど夜の方が素敵なんだよ?」なのだそう。
広場のまわりにあるバールのテラスでお酒をたしなみつつ夜景を楽しむのが良いんだそうです。
そしてそして、ここにはお花よりももっと素敵な品があるのです!
そう!それは・・・

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これですね(笑)

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友がすすめてくれたのが、このお店。
ジェラテリア ダ・クゥイント。
カンポの噴水を背に左手に歩いてずうっと奥に行った所(多分そうだったと思うのですが、名前で聞いた方が確実かもしれません)。
クリーム系のジェラートが絶品なのだそう。

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そして頼んでみたところが、これですよ!これ!!
なんなんですか?この大きさは!(笑)
シエナのジェラートの2倍は軽くありますよ?
しかも選べるお味も3種類。
相棒は、バニラにラムレーズンにフラーゴラ(イチゴ)にパンナ(生クリーム)まで乗っけてましたよ?
上にムニュッとある白い生クリームは、サービスで乗っけてくれちゃうのです。ふふふ。

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注文すると、お兄さんがこんな感じでこれでもか!もういいかっ!
というぐらいコッテリと乗っけてくれる訳なのです。
これでピッコロ(小)なんですよ?これで、一番小さいんですよ??

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メガネはコッコ(ココナッツ)とリモーネ(レモン)とフラーゴラ(イチゴ)。
パンナは乗っけなかったものの・・・こんなに入るのでしょうか???
ローマの強烈な日差しと乾いた空気には、このぐらいのジェラートがちょうどいいんでしょうね?

ちなみに、昨夜お世話になった坊母さんも
「私はカンポ・ディ・フィオーリが大好きよ!でもね、あそこに行ったらジェラートを食べずにはいられないの。そうあそこに行ってジェラートを食べない泣いてあり得ないから、大好きだけど行っちゃいけないのよ!」
と話しておられました。
ここには、おいしいジェラート屋さんが目白押しだそうですから、自分の好きなタイプのジェラートを探してみるもの良いのでは?と思ったメガネなのでした。もちろん、大きさはピッコロでも特大!ですのでご注意を。

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広場に花は少なくとも、町中に花が溢れるローマ。
素敵な風景ばかりにメガネも目移りしちゃいます。

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ローマは噴水も多いのです。
友の後をてくてくとくっついて歩いたメガネ。
細い小道をあっちへ、こっちへ。
何処が何処なのかさっぱりわからなくなっちゃいました。

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そして、たどり着いた先には、
ローマで一度入ってみたかった「La Casa del Caffe Tazza D'oro(タッツァ・ドーロ)」が待ち構えていたのでした。
ここのカフェはとっても美味しいのだそう。
でも汗をダラダラ流しながら、ギラギラの太陽の元ではとてもアツアツのカフェを飲む気にはなれません。

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そこでメガネ達が頼んだのは・・・・・。

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これ!!
グラニータ・ディ・カッフェ(多分)
いわゆるコーヒーかき氷なのです。
見た目は、
「えええっ?」
な感じなこの一品。出された瞬間は、予想外というかなんというか、たっぷりのパンナ(生クリーム)のど真ん中にただのコーヒー氷、汁気も何も無い感じなのです。
でも、侮るなかれ!!
これを生クリームと混ぜながらたっぷりすくってお口の中に放り込むと・・・
「おおおっ?」
そう、驚きの美味さなのですよ、これがまた!
ギラギラの太陽にぴったりな強い味わい。それでいて生クリームとの愛称も絶妙で、なんともいえない味わいがお口の中に広がります。
これは、メガネ、おすすめの一品です。
夏場にローマに訪れたらば、何が何でも頼んで頂きたいと思うメガネなのです。

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グラニータでのどを潤した後は、またしてもローマの街並を眺めつつ、細い小道をグルグルと。

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気付いた時には、もうトラステベレ地区に入っていました。
ここは美味しいリストランテで有名な地帯。
友に促されるままに何処のお店がいいかと物色した我々。
結局、こちらの「魚料理が美味しいんだって」というHOSTERIA LA CANONICAへ。
場所はVICOLO DEL PIEDE 13/A。

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とても感じが良さそうなお店だと思って選んだメガネなのですが・・・。

テラス席に座り、料理のメニューをじっくりと選んでいると、このおじいちゃんカメリエレ(ウエイター)さんが、すぐにやって来て
「もう決まった?え?決まって無いの?じゃあこれにする?このメニューで良いでしょ?」
と勝手にメニューを決めようとするのです。
それでももう少し考えると言うと、いったんは引き下がったものの、またすぐにやって来て
「もう決まったの?どうするの?これにするんでしょ?パスタは?パスタ?じゃあ魚は??」
ととにかく急かすのです。
ゆったりした気分も、もう台無し。
あまりに急かされたので、よく考えられないままメニューを決めされた我々。
一度注文を受けてしまえば、コントルノとかも頼みたかったのに、声をかけても知らんふり。
「後でね!」
と言ったまま、二度と聞きに来てくれなかったのでした。
そんなこんなで、注文しそびれた我々、結局プリミのパスタだけとなってしまったのでした。
「ここの店員はアンティパティコ(感じ悪い)大賞決定だね!」
と頷き合った三人。
ほんと、こんなに感じが悪いの初めて。さすがローマの有名地なのですよ。うんうん。

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こちらもムッツリにこりともしてくれません。
こんなのトスカーナのリストランテでは無かったよ!プンスカ!

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で、おじいちゃんカメリエレがドスンと無作法に置いて行ったお水。
でもNEPIなのですよね?バルバラーノの美味しいお水です。
これを見て、ちょっと「おっ」と思ったメガネ(現金なものですね)。

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そしてずいぶん待たされてから、これまたドカッ!と無言で置かれたパスタ。
フルッティ・ディ・マーレ「海の幸スパゲティ」。
見た目はなんだかいい感じ。
でもお店の態度がなあ・・なんて思いつつ、一口ぱくりと口に入れると・・・

「なんだこれ、う!美味い〜!!」

そうなのですよ、ええもうね、すんごく悔しいんですけども、とっても美味しかったのです。
これぞ、海の幸パスタ!という感じ。
塩気もちょうどいいし、貝類からでているお出汁がまた絶品なのでした。
ちくしょー!やっぱりローマの食べ物は美味いぜ!!と思ったメガネ。

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こちら、相棒の頼んだ品
フェットチーネ・ボンゴレ・ルゲッタ
アサリのフェットチーネです。
もちろん、こちらも美味い!のですね?悔しい事に。
これ、麵にまで何かが練り込んであって味わい深いのですよ。

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最後の〆はカフェで。もちろん、これも美味しいのですよね。うん。
どんなに感じが悪くとも、お味の方さえ良ければ許せてしまうのが悔しいメガネ(笑)
後で相棒と
「これならまた来ても良いよね?」
と囁きあっとかあわなかったとか。ふふふ。

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そして、犬。
このワンちゃん、実は同じのが2匹いたのです。
画像だとわかりにくいですが、人間ぐらいのものすごく大きないわゆる名犬ジョリー君なのです。
それが、飼い主とともにヌボオっと外に出掛けたのですが、帰って来たのはこのワンちゃんだけ、そして飼い主は帰らず、リストランテの前(というかメガネから1メートルぐらいの距離)で2匹の巨犬が行ったり来たり。
最後には「お部屋へ入れて!」ときゃんきゃん吠えだしたので、もう大変です。
結局、リストランテのとっても怖そうなカメリエレが、「フウッ!」と大きなため息を吐きながら、棒を持って登場。
このドアの上にある窓の隙間からその棒を差し込み、ばんばん内側から戸を叩いて、こじ開けるという芸を披露。
無事、2匹のジョリーはおうちの中へ帰って行ったのでありました。

これぞ、ローマ。
リストランテに行っただけでも、かなり色んな意味で楽しめる街なのです。

その後、満腹になった我々は、ローマの街をしばらく散歩し、バスに乗って友のアパルタメントまで連れて行ってもらったのでありました。
ふう、ただ歩くだけでとっても盛りだくさんになってしまうのがこの街の力なのでしょうね?
そんな感じのローマ2日目なのでした。

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