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2006年05月22日

メガネ、発狂す!

みなさん、こんばんは。
現在イタリア時刻は夜中の2時30分を回ったところです。
メガネ,眠くてもうフラフラ〜なのです。
今日はお昼から、温泉で有名な(・・有名ですよね?たぶん)「ラポラーノ・テルメ」にほど近い「セーレ・ディ・ラポラーノ」という街までバスでお出掛けしていたメガネ。
またしてもフェスタなるものを楽しんで来ちゃいました。
それからミケーレさん達と待ち合わせてお食事に・・で、先ほど、というか12時30頃かな?にお家にたどり着いたという訳なのです。
今日のフェスタのお話は、明日書けたらなと思ってます。うん、頑張ろう。
もう寝不足で寝不足で・・・頭もよく働いてません。うん。機能停止状態なのです。うん。
だから文章が多少変でも気にしないで下さいね?
なんでお昼から出掛けたのにも関わらず、メガネが寝不足なのか?と申しますと・・・

それは昨夜の出来事にまで遡るのでした。


昨夜は土曜、つまり「楽しい週末」の夜。
そんな日は2階のイマドキなお兄ちゃんが、いつも以上にはめを外して大騒ぎしてくれるのですが・・・
何故か昨夜に限っては、どこかに出掛けてくれたのか、はたまたメガネの苦しみを知ってか、足音すら聞こえない静けさ。
「こんな日もあるのねっ!」
と神に感謝しつつ、Macをパタパタし続けたメガネ。
やはり騒音が無いと、文章もスラスラと出て来るものですよ、うんうん。
なんてご満悦になりつつ、調子に乗ってブログを作成していたメガネ。ふと気付くと時刻は1時を回っていたのでした。
ああもうこんな時間だ・・・明日もあるしもう眠らなくちゃとベットにごろりと横に。
そうして訪れる久方ぶりの静寂。
「は〜〜〜〜っ」
っと幸せの吐息をはきながら、ここ数日の疲れを癒すべくぐっすりと深い眠りに落ちて行ったメガネ・・・。

嗚呼それなのにそれなのに・・・。

もう予想はだいたいついているかと思いますが(笑)、
メガネがオイルサーディンの空き缶の中で眠るジェリーのようにスヤスヤと寝息を立て始めようかとしたその時!
「ぎゃはははははははっ!!!」
「何言ってんだお前!!」
「こっちだこっち!ばーかっ!」
と、何やら外からでっかい罵声が・・・

「ま、まさか・・・」
と半分寝ながらも聞き耳を立てるメガネ。

と、ガチャ!バタン!!
なんて、アパルタメントの玄関が開く音が・・・
そして、ガタンガタン!カツンカツンカツンカツン!
「うあっはははははっ!!!」
なんかでっかい声が階段を上ってくる気がする・・・・。
しかも、一人じゃなくって複数だし!

「二階のドアよ開くな!二階のドアよ開くな!二階のドアよ開くな!二階のドアよ開くな!」
目を固く閉じて呪文のように神に祈るメガネ。

カツーン、カツーン、カツーン、カツーン、カツーン、カツーン、カツーン、カツーン、
ドキーン、ドキーン、ドキーン、ドキーン、ドキーン、ドキーン、ドキーン、ドキーン、
「もっと上に行け!もっと上に行け!もっと上に行け!もっと上に行け!もっと上に行け!」
・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。

ガチャリ!
「って!!やっぱり二階か!」
マードンナッ!!
予想通りと申しましょうか、なんと申しましょうか。メガネの必死の祈りもむなしく開いた二階のドア。
ドヤドヤと頭の真上に複数のラガッツィ(野郎ども)が騒音を奏でつつ上がり込む音。

ギーーー!ガタンガタン!バタン!!
ガガガガガッ!!ガッタン!バッタン!!

そうして始まるいつもの戯曲。
しかも、複数。
それでもまあ、話し声ぐらいならなんとか我慢できるかなと思ったメガネ。
なんとか眠ろう・・・とギュッと目をつぶったところ・・

「ブチン!ジャンジャンジャンジャンジャーンンン!!」

突如として始まる、大音響ステレオドルビーサラウンド。
なんだかよく分かりませんが、最近二階のお兄ちゃんは選挙演説のような男性の独断演説にはまっているようで、そのCDだかテレビだかが繰り返しかけられているのです。
その聞き飽きたフレーズが聞き飽きたテーマ曲とともに開始されてしまったのです。

これは・・・嫌がらせなのかしら?
今、何時ですか?
今、真夜中ですよ〜〜!お〜〜い!!
下で日本人が二人がこっそりと寝てるんですよ〜〜!お〜〜い!!
メガネの脳裏には、昨今日本で話題に上っていた「騒音おばさん」の姿がぼんやりと浮かんでは消え、浮かんでは消え・・・。

そうして、演説にいつも通りの突っ込みを入れ、いつも通りに大笑いするお兄ちゃん。
しかも、今回はそんな人種が何人も居るようで、みなで同じ突っ込みを入れ、
「わっはっはっはっは!」
「ぎゃはあははっははは!!」
と大音量で大笑い、もちろん足を踏み鳴らして。
ガッタンバッタン!ギャーギャー!!
何がそんなにおかしいのか!
演説聞いて、そんなに楽しいのか!!
ふっ、それこそハリセンを持って後ろ頭をはり倒してやりたい気分になりました。

そのうえ、いつもなら30分程で飽きるはずの演説が・・・
つづく、つづく、永遠かと思える程に続けられたのでありました。ふふふふっ。
ええもう、眠れるわけが無いじゃない!
さすがにそれが夜中の3時を回った頃にはメガネも怒り心頭です。
だって、夜中の1時過ぎから3時過ぎなのですよ?
「信じられない!信じられない!」
と一人沸々と怒りを燃やしながらつぶやくメガネ。

そして、またしても
「ガッタンバッタン!ギャーギャー!!ワハハハハハ!!ドスン!バタン!」
のハーモニー。
その瞬間、ぶちっと音を立ててメガネの何かが切れたのでありました。
直後、腹の底からアパルタメント中に鳴り響く声で
「うっ!うるさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっ!!!」
と叫んだメガネ。
もう、自分でもビックリしちゃいました。
とんでもなくでっかい声だったんですもん。


「でもさ、二階も確かにうるさかったけど・・・わたしはメガネの方が怖かった・・」
と翌朝の相棒。
だって、凄く眠いのに眠れないのって辛いのですよ?
しかも翌日出掛けるってわかってるのに眠れないのは精神的にも良くないのです。
いや、確かにあの瞬間はあまりの怒りに我を忘れてましたけど。


果たして、お兄ちゃん達は静かになったのか?と申しますと。
ふふふふふっ。
一瞬の静寂の後、またしても演説が始まったのは書くまでもありません。
ええ、イタリアのラガッツィ達にメガネは完敗したのでありました。
その後もメガネ、発狂モードで2度程叫んだのですが、効果無し。
やっぱり、日本語で叫んでも意味ないんですね。
発狂はしてもね、勇気無いんです。へなちょこですから・・・・うん。

そんな訳で、メガネの悲劇は日々積み重ね慣れて行くのでした。
サバイバルの国イタリア!叩かれて、叩かれて、強くなるしか無いのです!
こうして今夜も二階のお兄ちゃんとの密やかな戦いは続けられるのでした。

おやすみなさい・・バタリ。

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コメント

ストレスに勝つ美味しい物いっぱい食べて頑張ってください。

青木さん、こんばんは!
ちょっぴり発狂モードになったメガネです(笑)。
そうですね、夜のストレスは昼間のお食事で解消!いたします!はい!
ああ、今夜も煩いのかしら・・

いつも書き込みどうもありがとうございます!
青木さんを羨ましがらせるものをもっと沢山食べなくちゃ!と思うばかりのメガネキョウダイなのでした。

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