メガネキョウダイ、つぶやく

最近、朝起きるとすぐにベランダに出て外をのんびり眺めるのが習慣になっているメガネ。
バルバラーノから帰って以来、気候は一気に暖かく変化して、お日様の下を歩いたら汗ばむ程の陽気になりました。うん、これこそがイタリア！

そんな暖かくなったシエナで、ここ数日よく目にとまるのが、青空に映える真っ白な綿毛。
そう、タンポポの綿毛の５倍ぐらいの大きさのふわふわっとした毛玉が、快晴のお空の下ふよふよと浮遊してるんです。
これは６年前のイタリア生活でも目にした光景。
初めて見た時は「イタリアではこんな巨大なタンポポがこんな大量に生えているのかっ！？」と驚いた記憶があります。懐かしい・・・。
場所によっては雪景色かと見まごう程に降り注いで、春（夏ですか？うん、夏かな？）の訪れを教えてくれます。
日本で桜の花びらが散る様子を見ると、「ああこれから暖かくなるんだな」と思うように、イタリアでは綿毛が飛んでいるのを見ると「これから夏がやってくるんだなあ」と思うんでしょうね？きっと。
暖かくなってからは夜の８時頃までお部屋の大きな窓を全開にして過ごしているメガネ。お空の綿毛くんも、ふよふよ入り放題なのです。
イタリアのマンマはもしかしたら、綿毛の掃除で夏の訪れを感じるのかもしれませんね？ふふふ。

そうそう、実は未だにこの綿毛の正体と言うか、おおもとの木を見た事が無いメガネ。
イタリア人によると、この毛玉はタンポポではなく綿の生える木（多分）から飛んでくる毛玉なんだそうです。
どんな風に生えてて、どんな風に飛んで行くのかなあ？
日本では経験した事が無い光景なだけに、綿毛に興味津々なメガネなのでした。

ふわふわ、ふわふわ、暖かな空気の中、気持ち良さげに漂って、どこまでもどこまでも飛んで行くんだろうなあ・・良いなあ・・