メガネキョウダイ、つぶやく

今朝、といっても昨日は夜中の３時頃まで起きていたメガネ。いつもよりかなり遅くに目を覚まし、顔でも洗うかな・・・とバーニョ（洗面所）にノソノソ歩いて行くと・・・
バタン！
といきなり目の前のドアが開き、飛び出して来たのは・・・
ホ、ホリ君！？？
って！！！！
しかも貴方！なんで半裸なんですかっ！！

どうやら着替えを持たずにシャワーを浴びたらしい彼。
腰に白いバスタオル一枚、頭には水のしずくをキラキラさせつつ、ヒョッコリ現れてくれたのでした。
まさに、水もしたたるいい男。ドルチェホリ君はお風呂上がりもやっぱりドルチェなのです（笑）。
あんまり驚いたものだから、思わずまじまじと見つめてしまったメガネ。
そして「得したね？」とでも言いたげにニヤリと笑って鼻歌まじりにフンフンフーンのホリ君なのですよ。
すれ違いざまに二人同時に吹き出しちゃいました。

もう！起き抜けから驚かすのはやめてくださいよね？ほんとにまったく！
まあ目の保養にはなりましたけど。

そして昨日のお昼の事、
いつもの如くお部屋でマックをパタパタしていたメガネのもとに
「メガネ！メガネ！大変だよ！大変だよ！」
と息を切らせて駆け込んで来た相棒。
「なになになんなの？？」
と尋ねると、
「私のバジリコちゃんが！私のバジリコちゃんが！無くなっちゃったのっ！」

・・え？バジリコちゃんって誰？
と一瞬思ったものの、すぐにお料理用に育てていたバジリコの事だと思い至ったメガネ。
アクア・カルダのアパルタメントに住んでいた頃に買って、ちまちま育てつつ使っていたのだけれど、
こちらのアパルタメントは日当りが悪いので、みるみるしおれて来てしまっていたアレの事なのです。
そこで、少しでも日が当たる所を探し、玄関脇の靴箱の上にチョッコリ置いておいたはずなのですが・・・
こつ然と消えてしまったらしいのです。
「私のバジリコちゃんが！私のバジリコちゃんが無い！」
と焦りまくる相棒。
まあ、きっとどこかにはあるだろうなと思うメガネ。
とりあえず、台所に出て来ていたアバスタンツァおっさんに聞いてみたところ、
もちろん答えは「知らないよ、ごめんね？」。
うん、そうだよね？
同じ植物同士でもどうやら居場所を感じ取る事は出来ないみたい。
「どうしよう！どうしよう！！」
とさらに焦りまくる相棒に、しばし考え、心当たりを探しに行ってみたメガネ。
そしたらやっぱり！！あったあった！ありましたよ？

そう、それは靴箱のすぐ隣、ホリ君のお部屋の窓際。
そこでサンサンと日に照らされつつ、バジリコちゃんは鎮座していたのでありました。
「あった！あった！！私のバジリコちゃんあったよ！！」
と相棒が大喜びしたのは書くまでもありません（笑）。

後に、ホリ君が語ったのには
「ごめん、あの植物なんだけどさ（正しくは『ピアンタ』なのだけれど、おフランスなホリ君は『ピヨンタ！ピヨンタ！』って発音するものだから、はじめは何の事やらさっぱりわからなかったんですけどね）、僕が窓を開けたら、窓に当たって落ちそうになってたんだ。しかも、とってもしおれて可哀想な感じだったから・・・僕の部屋で日に当ててあげてたんだ。
誰の植物かわからなかったし、あれがバジリコだともわかんなかったんだ。ごめんね？
でもね、家を出る時は靴箱から僕の机の上に移動したのに、今度家に帰たら台所の窓の所で日に当たってたんだよね？僕、この植物は自分で勝手に動いてるの？？って思っちゃった！ははははっ」
という事だそうで・・・。
ええもうね、うん。彼の親切心はすごいな！の一言なのです。ははははっ。