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2006年06月16日

干からびたメガネ

みなさん、こんばんは。
フィレンツェ時間でただいま夜中の1時をすこしまわったところです。
今日も、Asakoちゃんの家にお邪魔させて頂いているメガネ、ノンビリと書いている時間がありませんので簡潔に。

さて、今朝は午前中「ピアッツァ・メルカート」という場所を徘徊していたメガネ。
この名前からもわかるように、いつも午前中は「メルカート」つまり市が立つというので見に行ってきました。
サン・ロレンツォ教会に続く長い長い通り沿いには、小さな露天商が幾つも並び、カメラ片手の観光客でごった返していました。
雰囲気は明るいのですが、人も多ければ怪しい人も多いと言いますか、ほんのり危ない場所だなあ・・という感じ。
メルカートに出ているお店は、主に、服やベルト、革製品、お土産物、スカーフなどなどなのでした。
だいたいが服飾関係かな?という感じで、シエナのメルカートとはまた少し違った様子なのでした。
メルカートと一口に言っても本当に色んなものがあるのだなあと思うばかりのメガネなのです。
結構な時間ブラブラと歩いたものの、特に「これ!」という品は無かったですが(笑)、目には楽しい通りでした。うん。
あ、この場所にもしお出掛けになる際には、貴重品には気をつけて!
それから、ここでは真ん中あたりの場所に、牛の内蔵をトマトで煮込んだいわゆる「トリッパ」といわれるものをスープごとパンにみっちり挟み込んだポルケッタを売る屋台があって、とても有名らしいです。
もちろん、メガネも匂いにつられてチョロリと覗いてみました。
見た目はかなり美味しそうだったのですけれども・・・勇気の無いメガネにはやっぱり買えませんでした。
いや、香りも見た目も、思わずよだれが出そうな感じだったのですよ?
でも、でもですねえ・・中身はホルモンとか、レバーとかその他諸々なものばかりですからね?ある程度の臭みがあるとの事。買うには勇気が必要なのです。ふふふ。
もちろん、
「臓物系に目がないぞ!」
という方にはおすすめの一品なのですよ?
じっくりと屋台を眺めていたところ、一人、また一人、と次から次にお客さんが入ってましたから、お味の方は美味しい事間違い無しだと思いますよ。いや、ほんとに!!(笑)
Asakoちゃんも「内蔵系が好きな人なら、溜まらないポルケッタなんだよ?」と言ってましたから(かくいう彼女も2度チャレンジして駄目だったらしいのは内緒の話(笑))。
一度、お試しあれ!いやホントに!メガネも今度は!今度こそは!と思ってますから。ふふふふふ。

その後、フィレンツェの町中をそぞろ歩きながら、店先に飾られた様々な品々を楽しんだメガネ。

なのですが・・・・・
「あ、熱い・・・焼けるように熱い・・・」
なんて呟きが、数分置きに出ちゃうのですよ。
とにかく、昨日からフレンツェの気温はうなぎ上り!既に30度を超える熱さなのでした。
熱くなるにも程があります。しかも、こちらの日差しは日本の比ではなく、まさに焼けただれてしまいそう。
あまりの熱線に、とうとうフラフラになってしまったメガネなのです。

で、仕方なく(ええほんとに仕方なく)お昼はお家で食べて、少し休憩する事に。
ということで近場のチネーゼのお店で(つまり中華料理店です)、チャーハンと酢鳥のセットをテイクアウトして、お家でムシャムシャむさぼったのでした。
その後、とにかくちょっと休もうとベットにごろり・・・・
そのまま、1時間半も眠り混んでしまったメガネキョウダイなのでした。
どうも日差しにノックアウトされていた模様。眠った事で体もなんとか復活できました。
そうこうしている間に時刻は既に3時を回り、あわてて「ボーボリ庭園」まで。
ここは40年ぶりに修復が終わり、昨年から公開されたということで、フィレンツェっ子も行っていない人が多いのだとか。
「それならば、見なくてはね!」
と意気込んで行ったメガネなのですが・・・・。
ボーボリ庭園は「庭園」と言うにはあまりに広かった・・。
かのピッティ宮殿にくっついている庭園だという事を甘く見ていました。
私邸として建てられたくせに横幅がなんと200メートルもある宮殿。
その富をして作らせた庭園の広さはそりゃーもーとんでもなかったのでございました(笑)。
日中に比べれば、ほんのり日差しが弱まったとはいえ、広大な庭園を歩き回るのは、まさに修行。
一歩足を進めるごとに、体の中の水分がジュウジュウと音を立てて抜けて行く気分なのでありました。
それでも、必死に見所だけは押さえたメガネ。
さすがに、遥か彼方下方にあった「イゾロット」だけは割愛させて頂きましたけども(倒れずに帰って来る自信がありませんでした)。
グロテスクなグロッタの彫刻や、ちんまりと可愛らしいバッカスの噴水はちゃんとじっくりと楽しんできました。偉いなあ、メガネ。
険しい顔でフウフウ息を荒げつつボーボリ庭園を這い出る頃には、すっかり体の水分が抜けきり、ほぼ日干し状態のメガネなのでした。
ふう、、し、しかも足が痛い・・。
歴史あるものを見学するというのは、なかなか大変な事なのですね。
フィレンツェの広大さを改めて思い知ったメガネキョウダイなのでした。

その後、ふらふらになりつつアパルタメントの扉を開け、階段に足をかけると・・・
階上からなにやら男性の素敵な歌声が・・・。
「そういえば、今日はAsakoちゃんが伴奏の仕事で、音合わせをするって言ってたな・・」
と思い出したメガネ。
彼女は元々ピアノフォルテをやっていて途中歌の才能に気付かされ声楽に転向したのだそう。
だから、ピアノもかなりな腕前なのです。
それで他の人が歌うのの伴奏役を頼まれる事があるのだそう。アルバイトみたいなものらしいです。
今日もイタリア人男性の方がお家にやって来て、彼の歌にどのように伴奏をするか相談しつつ弾いていてたみたい。
なるべく2人の練習のお邪魔にならないよう、こっそりお家に入ったメガネ。
またしても近くで素敵な歌声が聴けて、なんだか得しちゃいました。ふふふ。

練習が終ると、3人でごはんに出掛けました。
このお話は後でまた詳しく。
今日は画像を入れている時間が無くてごめんなさい!
明日か、明後日、改めて。ご飯の話もじっくりと。

そんなこんなで、日焼けでボンボンにむくんだ顔と、ボーボリ公園行脚でパンパンにむくんだ足をスリスリしつつ、眠りにつくメガネキョウダイなのでした。
願わくば、明日はもう少しだけ日差しが緩みますように・・。
それでは、今夜もおやすみなさい、ボナのって。

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