« エトルースキの教会とは | メイン | Viterboへ行こう 1 »

2006年05月12日

発表会に行こう! 中編

はい、こうしてバールで無事落ち合った我々。
「そろそろ時間かも、でも開始が遅れてるらしいからわからないらしいんだけれど・・・」
というまたしてもイタリア的時間感覚に支配されている模様なのだけれど、
とにもかくにも、待ち合わせ場所に急いだのでありました。

05010.006.jpg

着いてみると、そこは先ほどのまずいバールからは目と鼻の先。
エンゾさんの息子さんであるラファエッロ君が通っている学校?らしいのでした。

05010.007.jpg

中に入ると、エンゾさんと考古学者の奥様ガブリエラさん、息子のラファエッロ君がお出迎えしてくれました。
「発表会はいつ始まるの?」
とミケーレさんが尋ねると
「わからない。あと5分で始まるとさっきから言っているけど、いつ始まるのかはわからない、でもまあもうすぐだと思うけど。」
という、やっぱりイタリア的答えが返って来てました。
なるほど、どうなるかさっぱりわからないという事ですね?と理解するメガネ。

05010.008.jpg

結局、それから1時間程廊下で待たされた我々(笑)。

その間に、色々な事がわかってきました。
どうやら、「発表会」というのはホールとかで大々的にするものではなく、教室でこじんまりと家族へ発表するという会らしかったのです。
いわゆる日本の父兄参観日のような感じでしょうか?
それから、同じ先生に習っているレベルの違う生徒さんが一緒に発表をするらしいのです。
なるほどなるほど。
ちょうど、画像の真ん中に見えるのがラファエッロ君のバイオリンの先生です。
先生、服装が若い(笑)。

05010.008.1.jpg

教室に入ると、入り口付近に数席のプラスチック椅子が設置されていて、それにそれぞれ座る形のようでした。
だいたい、20人ぐらいの人が座ったかな・・と思ったらバタン!とドアが閉められ、いきなり演奏会が始まったのです。
ええもう、いきなりですよ、いきなり。
初めに小学生ぐらいの男の子が弾き始めたので「あれ??」と思ったメガネなのですが、ラファエッロ君が通っているという学校のシステムが今ひとつわかっていないので、そのあたりについては謎なままです。残念な事に。

ちなみにこの画像に写っている彼、かなり自己陶酔型の演奏で、派手なアクションというか、ウットリと曲に入り込んで上へ下へと体をふりふり弾いていて、見ていてかなり面白かったです。
落ち着きない彼の事を、どうやらガブリエラさんはお気に召さなかったようですが(笑)、メガネ的には楽しく聞けて良かったなと思える演奏なのでした。

05010.030.jpg

そうそう、特に凄かったのが彼女。
お話によると彼女は先生の娘さんらしいのですが、一番プロっぽいというか、立ち方と良い、弾き方といい、全てにおいて泰然とした演奏の仕方をしていましたね。
音も、この年齢とは思えない素敵さ。
なおかつ、途中で一度間違えたのですが、それも平然と弾き直してクリヤですよ。
「すごいねえ、すごいねえ」
と何度もつぶやいてしまったメガネキョウダイなのでした。
いや、彼女はきっと立派なプロのバイオリン弾きになるんでしょう。うん。

05010.010.ani.gif

さてさて、メインディシュのラファエッロ君の演奏はどうかな?
おおっ、キリリとしたお顔で弾いてますよ?
ヴィバルディーのソナタ・第8曲(多分)
うん、やっぱり生の演奏は素敵ですねえ。心にジーンと来るものがあります。

我々まで見に来ていたせいなのか、ラファエッロ君、少し緊張気味。
目立たないようにシャッターを切ったけど、多分存在自体が目立っていたと思うので余計に緊張させてしまったかしら?
ドキドキハラハラの数分間、彼は立派に弾ききりました。
うう〜ん、バイオリンって良いですねえ・・。

05010.023.jpg

ガブリエラさん、ラファエッロ君の演奏にうっとり聞き入ってました。
実は、彼が弾き終わった後エンゾさんはちょっとウルウルしていた模様。
メガネの席からはエンゾさんが見えなかったので、シャッターは切れませんでした。
でもわかるなあ・・感動しちゃいますよねえ。
小さな教室だけに、音がより大きく反響して、バイオリンの音に包まれているような、そんなひと時が過ごせました。

エンゾさん、こんなメガネキョウダイを誘って下さってどうもありがとうございました。

さて、続きはエンゾさん宅へ。
はてさてどうなる?こちらから、どぞ!

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.meganekyoudai.com/lolipo_cgi/mt/mt-tb.cgi/107

コメント

発表会体験、もうされたんですね。これまたこじんまりしていいじゃないですか。うちは頭数だけは多いので覚悟しておいで下さい。幼稚園状態のカオスですから。(汗)
先生のお嬢さん?もう顔つきからプロって感じ。カエルの子ですね。

pallina さん、こんにちは。

ええもう、ピアノの方の練習になればと色々なレンズを携えて行ったのですが、素敵にこじんまりしていて、撮りやすかったメガネです。でも、レンズは必要なかったので練習は出来なかったです(笑)。
人数そんなに多いのですか?
やはり練習時間からお邪魔して撮影の練習もした方が良いかもしれませんねえ。
ちゃんと撮れるかどうかがかなり不安です(汗)。

先生の娘さんはほんとに素晴しかったですよ?なんか偉そうだったし(笑)。
やはりプロになる人って違うんだなあとつくづく感じました(いや、プロになるとは限らないのですが、なんか確信させられるものがあるのですね?)。
それでは、発表会楽しみにしています。ラストスパート頑張って下さい!!

コメントする