« アラバスターの街へ(上) | メイン | アラバスターの街って(下) »

2006年04月18日

アラバスターの街は(中)

0417comune.jpg

Sienaから車で約2時間(その間フラフラと寄り道してたから、ホントはもっと早いはずですけども)、ようやくヴォルテッラの街に到着!!
駐車場に車を入れたら、出口からすぐがチェントロストーリコ(旧市街)の入り口でした。とっても便利。
さて、これからどうしましょう?となった時
「お腹は空いてる?お昼は?」という事に。実はメガネ、いつも日本式に12時頃お昼を食べていたのですが、こちらは1時から2時ぐらいがお昼時。だからお腹をグーグー言わせつつ、街の散策がてらノンビリとお昼を食べるリストランテを探す事に。

0417machi.jpg

ここ、ヴォルテッラもシエナと同じく中世の街並と言うのでしょうか?朽ちたレンガ造りの古めかしい家々が入り組んだ、細い小道で構成されてました。
それにつけても、パスクエッタ!今日はみんながお出掛けする日ということで、この小さな街は人!人!人!であふれ返ってました。ふうう!にぎわってて楽しいけれど、ちょっと賑わいすぎです。

0417te.jpg

そのため、ちょうどお昼時のこの時間はどこのリストランテも数十分待ちの大混雑。なかなか入れるリストランテを探し当てられないメガネご一行様は、とりあえずバールにて一寸休憩(コレばっかりですね?)。
ここのバールでも紅茶を頼んだのですが、可愛らしいティカップに、頼んでも居ないレモンの厚切りスライス添えと、なななんと!ちっちゃなお菓子までついてきちゃいました(イタリアでは大変珍しいサービスです)。なんだかとっても得した気分。しかもこれが可愛らしいのですよ?
ヴォルテッラに行くならこのバールお勧めです。でも、ミケーレさんのおごりだったからレシートが無くて住所がよくわからないんです。多分、マッテオッティ通りからグラームシ通りへ右に折れてからすぐの右手にある、ちょっと小洒落た雰囲気のバールです(って、判りにくくて済みません!)。

0417sassi.jpg

余談ですが・・・。
このVino(ワイン)ご存知ですか?限りなく下戸に近いメガネは全然知らなかったのですが、イタリアではこのワイン高価なのでとても有名との事。
一本100ユーロは下らないらしいです。名前を「sassicaia(サッシカイア)」と言うらしいのですが、日本でもまだあまり出回ってはないですよね?
大変美味しいそうなので、もし見つけられましたら試してみては?と思います。
チョビットしか飲めないメガネには恐れ多くてお味見すら出来ませんので、あしからず(笑)。

その後、街をうろうろしてからお食事をとり、また街の散策に・・・。
お食事の詳しい模様は「メガネキョウダイ食べる」にてご覧下さいませ。

ヴォルテッラ散策はまだまだ続きます。ふふふ。

0417duomo02.jpg

ドゥオーモです。
街の規模にあった素朴なたたずまいの教会でした。
でも中は意外と広いのです。
0417duomo.jpg

光が差すと幻想的ですよね。

0417duomo05.jpg

天井には細かな細工がしてありました。

0417duomo06.jpg

アラバスター石で出来た窓。
薄く切った石を窓の形にはめ込んであるので、ここに光が射すとステンドグラスのように透けて、ちょうど窓が開いて日が射して来るように見えるのですね。素敵です。
友人によるとアラバスターの石は柔らかく加工が容易なのだそうですよ。

0417duomo07.jpg

こちらも、アラバスターの石彫。細かな細工はかなりな技術が要るそうです。
アラバスター石はこんな乳白色の、マーブル模様のような色味をしています。

0417duomo08.jpg

ミケーレさん達はこの彫刻に興味深々のご様子でした。
人間にかぶりつくライオン??

0417duomo09.jpg

こちらの説教台は、シエナのドゥオーモの説教台を作った有名な彫刻家と同じ名字の人が作ってるらしいです。
だから、親族なんじゃないか?とミケーレさんは言ってました。
石の専門家二人と歩く教会は、なかなか楽しい発見が多い時間なのです。

0417duomo03.jpg

こちらは洗礼堂。
だいたい、ドゥオーモと洗礼堂はセットになってる事が多いのかな?

0417duomo04.jpg

相棒が気に入ったろうそく立て。
実は1メートル以上ある立派なものです。
でもこんな大きなものは買えないし、日本に持って帰れません!(笑)

0417mado.jpg

ドゥオーモをあとにしてからすぐ、こんな窓を見つけました。
窓の細工はかなり崩れかけていますが、この石はよくフィレンツェなどの建物にも使われているそうです。
でも、この黄色い石は大変もろく、時間が経つとこんな風に崩れてしまうんだそうですよ?
なるほど、だからこの窓は崩れているのか!と納得できたメガネなのでした。
石の名前も聞いたのだけれど、忘れちゃった・・・。今度改めて聞き直そう。

てことで、専門家と巡るヴォルテッラの街。
これからもっとアラバスター石について迫っちゃいますよ?(下)に続く。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.meganekyoudai.com/lolipo_cgi/mt/mt-tb.cgi/52

コメントする